Sony Xperia ray SO-03C : 中古でも人気?後継機が望まれるスタイリッシュ端末

Polaroid piguの登場で小型端末が見直されつつあるようなので?今回は個人的にもお気に入りのSony Xperia rayを紹介したいと思います。
発売が2011年の8月なのでもう3年半以上前の端末なんですね。まだSony Ericssonブランドの時代です。この時期の代表的な端末はiPhone4s(2011年10月)になるでしょうか。
iPhone4sは今でも最新OSでサポートされていて現役なのに対して、Xperia rayはOSの面でも動作レスポンスの面でも何かと厳しい印象ですが、これ程コンパクトで洗練されたデザインの端末も珍しく、この時代の端末としては今でも人気があるようです。
「音声通話+カメラ」といった感じで用途を絞って利用するのであればpiguのライバルにもなり得る?という事で今回はpiguとの比較も絡めながら進めていきたいと思います。

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SONY Xperia ray Polaroid pigu
発売時期 2011年8月 2015年2月
OS Android 2.3.4
(グローバル版4.0.4)
Android 4.4
CPU シングルコア 1.0GHz デュアルコア 1.0GHz
メモリ RAM 512MB / ROM1GB RAM 512MB / ROM4GB
画面サイズ
解像度
3.3インチ TNパネル
854×480
3.5インチ TNパネル
480×320
SIMスロット 標準SIM 標準SIM + MicroSIM
無線LAN IEEE802.11 b/g/n準拠 IEEE802.11 b/g/n準拠
Bluetooth Version2.1+EDR version 4.0
カメラ 約810万画素 オートフォーカス メインカメラ:200万
フロントカメラ:30万画素
ネットワーク WCDMA 850MHz/2GHz WCDMA 800/2100MHz
GSM 850/900/1800/1900MHz GSM 850/900/1800/1900MHz
データ通信 3G 3G
バッテリ容量 1500mAh 1400mAh
サイズ 111 ×53 ×9.4 mm 116 × 60 × 9.9 mm
重量 約100g 約97g
連続待受時間 約400時間 (3G) 450時間 (3G)
AnTuTU
ベンチ
7,247 10,000前後
実勢価格 中古 5,000~10,000円 新品 8,980円(初回4,980円)

スペックを見る限りでは似通った点も多く、とても3年半の差があるように見えません。外観に関しても、詳しくない人に「最新機種はどっち?」と質問したなら、殆どの人がXperia rayと答えるのではないでしょうか。

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大きさに関しては数字以上にXperia rayの方が小さく見えます。幅が狭いので持ちやすく音声通話に最適なサイズです。液晶はネットの情報によるとXperia rayもTNパネルとの事。同じTNパネルでもpiguとは印象が全く異なり、解像度は勿論、発色も視野角も良好です。

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Xperia rayにはフィンガーストラップが似合いますね。端末下部にストラップホールも用意されています。フィンガーストラップは100円ショップで購入したもの。

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クリアのハードカバーを装着した状態です。撮影用に外そうかとも思ったのですが面倒なのでそのまま。背面カバーはebayで購入したBlack(500円程度)に差し替えてあります。小さい=女性用という発想からか?日本ではカラーバリエーションはGold、White、Pinkの3色のみ。男性を意識した色も用意されてていればもっと売れていたかもしれませんね。

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カメラは800万画素でオートフォーカス。F2.4という当時としては明るいレンズで室内でも綺麗な写真が撮れます。書類を撮影して簡易スキャナーのように利用できるのはpiguとは大きく異なる点ですね。このサイズで実用的なカメラ機能が搭載されている点がポイントです。

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端末上部。電源ボタンとイヤホンジャックがあります。コンパクトで携帯しやすいサイズなので、通信端末として使わなくなった後は音楽プレイヤーとして活躍してくれることでしょう。

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端末下部。ホームボタンが特徴的ですね。押しやすい大きなボタンでありながら、全体的なデザインを損ねることなくスタイリッシュにまとまっています。

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AnTuTuベンチ。個人的にはあまりスマホのベンチマークには興味が無いのですが、piguとの比較という事で一応。なお、今回は出来るだけpiguと比較しやすいようにグローバル版のファームウェア(OS 4.0.4)を実験的に採用しています。4.4のカスタムファームウェアもあるようですが・・・

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Xperia rayはシングルコア1GHzで7,247、piguはデュアルコア1GHzで10,000あたり。

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空きメモリの状況やOSのバージョンも異なるので単純に比較することはできませんが、実際に操作してみるとXperia rayはややもっさりとした反応で、piguの方がストレスなく操作できるように感じました。

Xperia rayは今でも買い?

ハードウェア的にpiguに勝っている点も多いXperia rayは、コンパクトでスタイリッシュなデザインも魅力的な端末ですが、積極的に使おうとするとOSのバージョンや空きメモリの少なさがネックとなってしまいます。普通にスマホとして使用するという前提であれば、piguを選択した方がストレスが無く安全と言えそうです。
逆に、音声通話メインでカメラ、ブラウザー、地図だけ利用できればOKという場合、Xperia rayは良い選択肢になるかもしれません。ガラケーに近い横幅なので握りやすく長時間の通話でも疲れることがありませんので、アプリよりもサイズ、通話を優先したいという方は是非チェックしてみてください。
新品はほぼ流通しておらず、在庫が有っても高価なので、購入する場合は中古の白ロムになると思います。価格は5,000~10,000円くらいでしょうか。3年半も前の機種なので程度の良いものを探すのは難しいかもしれませんが、背面カバーのスペアは流通しているので、前面に目立った損傷が無ければ大丈夫。バッテリーは複数のXperiaで採用されているBA700というタイプです。現在でも互換バッテリーなどが豊富に流通しているので心配は無いかと思います。


新品は2万円弱とやや高価。中古は5,000~10,000円程度で購入可能。背面カバーの交換を前提とするなら白を選択した方が無難。


背面カバーのスペアは日本でも入手可能。日数は掛かりますがebayを利用すればかなり安く購入できます。安いものは純正ではない可能性も。


互換バッテリーは800円くらいから豊富に流通。中には純正をそのままコピーした偽物も出回っていますのでレビュー等はしっかりチェック。


コンパクトという点ではAQUOS PHONE st SH-07Dも捨てがたい存在です。


3.2インチのP-01Dも一時期所有していましたが何かと使いづらい端末でした。