Polaroid pigu (ポラロイド ピグ) 5 : piguのバッテリー持続時間を検証

Polaroid piguのバッテリー持続時間を検証するべく、以下の条件でテストしてみようと思います。

  • 100%充電状態からスタート
    (完全な放電を含めた慣し運転させてない為、正確性に欠けるかも。)
  • 3G通信オン (ドコモMVNO・データ専用・音声通話無し)
  • Wi-Fiオフ
  • アプリはプリインストールのみ (050plusは無効)
  • スクリーンショット以外の動作無し
  • 端末は移動させない
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アプリなどを使用しての実働時間の測定ではなく、スタンバイ状態での待ち受け時間の測定としているのは、今回は個人的に次のような使い方・条件を想定している為です。

  • 端末は音声通話端末+ファブレット(又はタブレット)の2台持ち
  • piguは音声通話端末での利用を想定?
  • バッテリー持続(待ち受け)時間を重視
  • 頻繁に充電したくはないけど、使いたい時にバッテリーが無いのも嫌だ

普段はWILLCOM ENERUS WX03S+何らかのスマホ(又はタブレット)という2台持ち体制です。ENERUS WX03Sの待ち受け時間はカタログ値で1,100時間(約45日)となっていて、実際にそれほど通話しなければ1ヶ月近く充電しなくても大丈夫だったりします。
スマホ(タブレット)はデータ通信専用なので、それほどバッテリーに気を遣う事もありませんし、TPOに応じて手軽に持ち歩く端末を変えることが出来ます。(このような使い方の場合は低価格でSIMを複数枚発行してくれるBB.exciteモバイルLTEが便利。)

piguの待ち受け時間はカタログ値で450時間(約18日)。ENERUSとは比べるまでもありませんが、一般的なガラケー程度にバッテリーが持つのであれば(いざとなれば地図やブラウザーが参照できる)音声通話端末として出来そうです。

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1ヶ月以上のバッテリー持続が可能なENERUS。そろそろ引退させたいが・・・

スマホのバッテリーを長時間持続させる3つのポイント

  1. 大容量バッテリー
  2. 低スペック
  3. アプリを極力インストールしない

どれも当たり前の事と思われるかもしれませんが、3.は思っている以上に効果があります。アプリの多くは実際に立ち上げて使用しなくても、裏で勝手に立ち上がって想像以上にバッテリーを消費します。タスク管理アプリやバッテリー節約アプリの導入で制御できるのはほんの一部分だけ。スタンバイ状態で少しでも長時間バッテリーを持続させたいなら、兎に角インストールするアプリを減らすことです。スマホを否定するような条件に思えるかもしれませんが、バッテリーを持たせたいなら必要なアプリだけに限定しましょうという話です。この点においてはpiguは本当に最低限のアプリしかインストールされておらず、大変優秀です。Google Playが利用可能でありながら、GmailやGoogle Mapがインストールすらインストールされていません。テストにおいてはカタログ値に近いバッテリー持続が期待できそうです。

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とあるスマホのバッテリー使用量。スマホでもアプリを最小限に抑えれば1ヶ月越えが可能?

バッテリーテスト開始から終了まで

前置きが長くなりました。下記に計測結果をまとめていきます。出来るだけスクリーンショットは撮っていますが、データを転送させるのにバッテリーを消費させたくありませんので、スクリーンショットは最後にまとめて掲載する予定です。それまでは簡単な経過報告のみとなります。(3/5計測終了)

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2月19日13時 テスト開始。テストが終わるまではpiguを使うことが出来ません。

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2月20日17時 1日4時間経過。残り99%。

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2月23日10時 3日21時間経過。残り98%。

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2月24日17時 5日4時間経過。残り93%。

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2月26日19時 7日6時間経過。残り89%。

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2月28日18時 9日4時間経過。残り85%。

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3月3日17時 12日3時間経過。残り84%。

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3月5日14時 14日1時間経過。残り76%。

3月6日11時 14日15時間経過。
電源ボタンを押すもスリープから復帰せず。電源ボタンを長押ししても起動しないことから、USBケーブルで電源を確保しつつ起動。

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起動して確認するとバッテリー残は2%。正確な時間はわからないものの、14日目の1~15時間の間でバッテリー切れとなり、電源が落ちたようです。

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Polaroid piguのバッテリーテスト結果とまとめ

もう少し気温の高い時期であったり、GPSをオフにしていればもう少し時間が稼げたかもしれませんが、実験結果からPolaroid piguのバッテリーの待ち受け時間は最大2週間程度と考えてよさそうです。
一時はカタログ値を大きく超えるかも!と期待してしまいましたが、結局妥当なところで終わってしまいました。スマートフォンとしてはバッテリー持ちが良い方だと思いますが、piguの初期アプリの少なさが一役買っているので、一通りアプリを入れてしまうと平凡な数字になってしまう可能性があります。それにしてもpiguのバッテリー残の数字はあてになりませんね。Nexus 7でさえ数字がずれて突然シャットダウンとなる事がありますので、Android端末ではある程度仕方が無いとあきらめていましたが、ここまで数字がずれるとは思いませんでした。


再販予約開始
しばらく売り切れとなっていたpiguですが、2月26日にgoo Simsellerで再販予約が開始されました。OCN SIMキット、背面カバー、純正ケースがセットになって送料無料8,980円です。OCN SIMを使う予定がある方には悪くない価格かもしれませんね。元々発売前に告知されていた本体価格は8,980円ですので、初回の4,980円は忘れるべきでしょう。
1万円近くとなれば必ずしもpiguにこだわる理由も無くなってきますが・・・

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Polaroid Pigu (ポラロイド・ピグ) レビュー

  1. 発売日に楽天で申し込んだ品物が到着
  2. スペックやカメラ、使用感など
  3. 予約する価値アリ?piguとその対抗馬
  4. 売り切れ?piguの細々とした話題
  5. piguのバッテリー持続時間を検証
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