日本初?のSIMフリーガラケーFREETEL Simpleが2015年8月28日に発売となりました。正直購入するか迷いましたが、音声+SMSのみというバッテリー持ちが良さそうな仕様(具体的な数値の発表無し)に期待して購入を決めました。発売日の発表があった8月24日にヨドバシカメラで予約を入れ、発売日である8月28日に無事受領。FREETELの場合、端末もSIMカードもヨドバシカメラで手配した方が10%ポイント分お得です。
28日の発売日にきちんと届きました。ヨドバシカメラはAmazonに対抗出来るオンラインショップとして最近何かと注目されていますね。個人的には初期不良対応で少し嫌な思いをしたことがありますが。
箱の大きさはこんな感じ。小さめな箱です。iPhone4あたりの箱と同じような大きさかな。
SIMは標準サイズのSIMになります。
製造・発売元プラスワン・マーケティング株式会社。Polaroid piguのクロスリンクマーケティング株式会社はその後あまり動きがありませんが、こちらは何かと元気ですね。
FREETEL Simple開封です。高級感はありませんが、悪くない梱包です。
FREETEL Simple内容物一覧。その名の通りシンプルで必要最小限の構成です。
FREETEL Simple 本体。液晶には保護フィルムが付いてますが、新品によう付いているものでpiguなどのようにそのまま利用できるものではありません。
バッテリーです。1000mAhはガラケーとしては小さくは無いですが、特別大容量というわけでもありません。
付属のUSB-ACアダプター。5V・1.0Aとスマホに付属するものとほぼ同じ。
本体を正面から見た限りでは、それほど安っぽいという感じもありません。強いて言うならfreetelという旧ロゴがチープかも。
手持ちのウィルコムPHS端末ENERUSとの比較。一見、FREETEL Simpleが小さく見えますが、ENERUSの本体サイズが大きいだけです。ちなみにENERUSは1,700mAhのバッテリーを搭載。連続待受時間はカタログ値で1,100時間。実際にほとんど使わなければ1ヶ月以上余裕で持ちます。
FREETEL Simpleの厚さは14.4mm。かなりの厚さです。正直この厚さで印象を凄く悪くしていると思います。大きさを犠牲にしてバッテリーサイズを優先した3年前のPHS端末ENERUSでさえ厚さ13.6mm。ストレート端末でこの厚みはかなり野暮ったい感じ。電話とsmsだけで何故こんな厚さになってしまったのか。
ENERUSもイマイチですが、FREETEL Simpleの背面はかなり安っぽい印象。
ウィルコムで一時期無料配布状態(2台目無料で端末も回線も無料)となっていたストレート端末HONEY BEE 3との比較。
HONEY BEE 3よりFREETEL Simpleの方がかなり分厚いのがわかります。ちなみにHONEY BEE 3は2009年の端末です。
こちらはウィルコムのWX130Sという端末との比較です。
これもFREETEL Simpleの方が分厚いですね。WX130Sは2008年の端末です。
意外にも大きさが近かったのがソフトバンクのプリモバイル端末740SC。
2009年発売の二つ折り端末とほぼ同じ厚さというのは情けないですね。
HONEY BEE 3の重さは72g。
WX130Sの重さは64g。
740SCは二つ折り式の端末という事で106g。
FREETEL Simpleは76gと重くない無いのですが・・・
背面の蓋は爪をひっかけてガコッと開けるタイプ。ですが、受け取った端末は妙に閉まりが軽く、ガコッとするまでもなく簡単に開いてしまいます。そのうちバカになりそうで今からちょっと心配。緩いといえば、充電用のmicroUSB端子の蓋も最初からユルユルでした。
蓋を開けたところ。標準サイズのSIMが2枚入りますが、国内で使えるのは1枚だけですね。
技適マークが見えます。microSDも使用できますが、カメラが付いているわけでもないので無くてもいいような気も。
バッテリーを装着。サイズが微妙に合っていないのか、一度装着したら指では外せなくなってしまいました。結局マイナスドライバーを突っ込んで外すことに。背面の蓋は簡単に外れてしまうのに・・・
FREETEL Simple起動。
FREETEL Simple 取り敢えずのまとめ
予想は出来たことですが、全体的に完成度が低く正直あまりテンションが上がりませんでした。手元に都合がいいSIMが無いこともあって、早くも放置状態です。この記事も発売日に一気に書いて上げるつもりでいたのですが、掲載するのに一ヶ月近く掛かってしまいました(ボツにしようか迷いました)。
FREETELでのポジションもよくわかりません。月額899円のSimple専用プランなるものがありますが、これはFREETEL公式サイトでsimple本体と同時に購入した人しか利用できないんだとか。本体は発売と同時に完売で再販無しのアナウンス(Amazonでは倍以上の価格になっています。)。バッテリーのスペアも絶望的ですね。結局、話題作りだけの端末ということでしょうか。
5,980円だから仕方ないという意見もあるかもしれませんが、もう少し頑張って欲しかったというのが正直な感想です。きっとベースとなる機種があっての開発だと思いますので、無理だったのかもしれませんが、もっと機能をシンプルにして全体の完成度を上げて欲しかったなぁと。Bluetooth、ラジオ、MP3再生、MicroSDは電話とSMSのみというコンセプトを考えたら不要だったのでは?デュアルSIMもどれだけの人が使うものなのか。
機能面は目を瞑るとしても、サイズも上記の通り特別小型軽量という訳ではないので持っていて面白味がありません。
SIMフリーで価格が価格なので、損をしたとは思いませんが、何とも微妙な端末ですね。