Polaroid LINEAGE V10B (ポラロイド リネージュ) 3 : ベンチマークとバッテリーなど

Polaroid LINEAGEのレビュー3回目はベンチマークやバッテリーのテストを行いたいと思います。ベンチマークの前にPolaroid LINEAGEのシステム情報をざっくり確認しておきます。

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使用したアプリはCPU-Z。Polaroid LINEAGEのSoCはMediaTek MT6582 1.3GHzです。

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Manufacturerはalpsとなっています。Screen Sizeは何故か4.59インチと表示されていますが実際には5インチですね。

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残りの情報はこんな感じ。Screen Densityは4.59インチでの数値ですね。5インチで計算すると220dpiになります。

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次はベンチマークです。使用したソフトは定番のAnTuTu benchmark。バージョンは5.6.2です。

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結果は21045と出ました。重たいゲームに耐えられるかわかりませんが、日常的に使用するのには全く問題のないレベルです。

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ASUSのZenFone 5に近い数値なのでPolaroid LINEAGEの価格帯を考えれば合格でしょう。ちななみにpiguはこの半分くらいの11000程度でした。

次はバッテリーテストです。piguの時は待ち受け状態のまま放置して計測するという方法をとりましたが、時間(日数)が掛かりすぎるので、今回はベンチマークアプリを使用してテストを行います。

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使用したアプリはAnTuTu Tester。上で使ったベンチマークアプリAnTuTu benchmarkの姉妹アプリです。

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幾つかテスト項目がありますが、今回はBattery Test項目のみ使用します。

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バッテリーテストは長時間掛かる、バッテリー残量で選べという事ですが、実際にこのテストは本当に時間が掛かるので今回は一番短時間で計測できる4%を選択。

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AnTuTu benchmarkと同様に様々なテストが画面上に展開された後結果が表示されます。スコアは3822。1650mAhというバッテリー容量から良い結果は期待していませんでしたが、スコアはNexus 5より少し劣る程度でした。下のLT26iiは Xperia SL(日本のXperia NXの姉妹モデル)です。

以上、Polaroid LINEAGEのベンチマーク結果とバッテリーテスト結果でした。
ベンチマークの方は、2014年11月に発売されたZenFone 5に近いスコアが出ていますので、重たいゲームをプレイするのでなければ問題無いと考えて良さそうです。実際に幾つかのアプリを試した限りでは、遅くてストレスが溜まるといったことはありませんでした。
AnTuTu Testerのバッテリーテストに関しては、実際のアプリ利用を想定して集中的に負荷を掛けた際にどの程度バッテリーが減るかといった内容になります。必ずしも実際の利用シーンに即したものでは無いと思いますが、スコア自体はなかなか健闘しているのではないでしょうか。
そうは言っても、5インチ・クアッドコア で1650mAhというバッテリー容量です。実際にブラウザーでWebサイト等を閲覧しているだけでも結構なバッテリー消費が確認できます。スリープ状態での待ち受けも、piguと比較するまでもなく数日でバッテリー切れとなりそうな減り方です。
必ずしも悪いという訳ではありませんが、端末の薄さと引き替えにバッテリーの絶対量が犠牲になってしまっているので、そのあたりは上手く付き合っていく必要がありそうです。長期間の利用を想定している方は入手可能なうちに予備バッテリーを確保しておいた方が良いかもしれません。

次回のPolaroid LINEAGEのレビューはカメラを予定しています。