コカ・コーラ ライフ (Coca-Cola Life) : 8年ぶりの新作コーラはカロリー半分

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今回のレビューは「コカ・コーラ ライフ」です。2007年の「コカ・コーラ ゼロ」以来8年ぶりとなる新製品で、人工甘味料を使わず、ステビアの葉から抽出した植物由来の甘味料でカロリーオフを実現したそうです。公式サイトの宣伝文句はこんな感じ。

「コカ・コーラ ライフ」は、砂糖とステビアの葉から抽出された植物由来の甘味料を用いて「コカ・コーラ」ならではのおいしさをカロリーオフ(19kcal/100ml)で実現。
生活の中に自然を取り入れながら健康的な人生を楽しみたいと感じているあなたへ、「コカ・コーラ」らしいはじける爽やかなおいしさをお届けいたします。

カロリーオフ系のコカ・コーラと言えば「コカ・コーラ ライト」とか「ダイエット コーク」なんてのもありましたね。既に販売されていないようですが、味は今一歩という感じでまた飲みたいとは思わなかった印象があります。現行の「コカ・コーラ ゼロ」も頑張ってはいるのですが、個人的には飲んだ後の口の中に残る人工甘味料の甘ったるい後味が不快で、あまり積極的に飲むという感じでもなかったりします。
また、人工甘味料は味と引き替えに糖質・カロリーを抑えるという点では良いのですが、最近では何かと健康面への影響が取り沙汰されることも多くなってきました。

そんなところに「コカ・コーラ ライフ」です。ステビアの葉から抽出した植物由来の甘味料を使用することで人工甘味料は一切使っていないとのこと。砂糖+甘味料ステビアという事で砂糖が一番多いことには変わりませんが、人工甘味料を使わずにカロリーオフを試みるというのは良いですよね。
ちなみにステビア自体は40年以上前から使われているもので、決して新しいものではありません。飲料系では「ポカリスエット ステビア」(1990年)なんてのもありましたよね。ステビアの安全性については一定の結論が出ているようですが、気になる方は調べてみてください。

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今回は「コカ・コーラ ライフ」と通常の「コカ・コーラ」を飲み比べながら比較してみたいと思います。

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まずは通常の「コカ・コーラ」から。原材料は糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、カラメル色素、酸味料、香料、カフェインとなっています。エネルギーは45kcal/100ml 。

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通常の「コカ・コーラ」500mlペットボトルだと1本225キロカロリー。おおよそですが、コンビニのおにぎり一個分くらいでしょうか。砂糖の量はこんな感じ。

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ちなみに最近の「コカ・コーラ」はキャップの種類が幾つかあり、こんな絵文字が印刷されていたりします。

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次に「コカ・コーラ ライフ」。原材料は砂糖、カラメル色素、酸味料、香料、甘味料(ステビア)、カフェイン。エネルギーは19kcal/100mlとなっています。カロリーは通常の「コカ・コーラ」の半分以下ですね。

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「コカ・コーラ ライフ」500mlペットボトルだと1本95キロカロリー。カロリーメイト1本分くらいです。砂糖の量はよくわかりませんが、「コカ・コーラ」よりは当然少ないのでしょう。

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実際に飲み比べてみました。結論から言うと味は合格点。カロリーが半分以下にも関わらず、通常の「コカ・コーラ」にかなり近いのではないでしょうか。ほんの少し刺激や甘さが弱い気もしますが、人工甘味料のような嫌な後味がありません。少しステビア独特の後味は残りますが、それほど気にならないレベル。個人的にはまた買おうと思える味でした。

ちなみに発売直後にも関わらず、近所のスーパーでは「コカ・コーラ ライフ」500mlペットボトルが78円(税別)。メーカー希望小売価格は140円(税別)です。今更ですが、値引き販売なしのコンビニや自販機で大量に売れば店側もメーカーも儲かりそうですね。